第10回感動写真ゼミナール 資料
制作 有限会社松尾カメラ 寺島 秀則
冬は日が短く寒いため、ついカメラを持って出かけることがおっくうになりがち。そんな季節におすすめなのが、温かな自宅の室内で手軽に楽しめる「テーブルフォト」です。冬場は、陽射しが長く室内まで差し込みます。工夫次第で、他の季節には撮れない素敵な作品を作るチャンスです。
今回は夜間の講座ですので、ストロボを太陽の代わりに使用してみましょう。
*一般に蛍光灯の色は写真に向きませんので、部屋の蛍光灯は消します。
<テーブル上のセッティング>
出来れば、簡単に移動可能なテーブルの上に、背景となる布や和紙、撮影したい小物を並べます。質感や明暗のバランスを考慮して、差し込む光の位置が適正になるようにテーブルごと移動しながらセッティングしましょう。
三脚を据える前に、手持ちでファインダーを覗きながらカメラ位置の見当をつけておきます。
三脚設置手順
1,カメラ位置、おおよその高さを決める | |||
2,三脚を閉じ、エレベーター(センターポール)を縮めた状態で3本のうち1本の足の長さを撮影するカメラの高さに合わせる。 *足は上の段から順に伸ばしましょう。 |
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3,三脚を閉じたままの状態で、2,で伸ばした1本の足に合わせて他の2本の足を伸ばす。 | |||
4,三脚を開き、雲台と三脚の間のプレートがなるべく水平になる様、高くなっている足の一番上の段を縮めて調整する。 *水平が出ていないと、重心が安定せず三脚を倒す危険性があります。 *水平が出ていないと、タテ位置撮影の際垂直に倒しきれない場合があります。 この時点では、設置したい高さより低い位置にカメラがあります。 5,エレベーター(センターポール)でカメラ高の微調整を行う。 |
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*右写真中央の丸い部分を水平に |
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6,パン、ティルトなどで画角を調整、画面内の水平をしっかり調整して各ネジを固定する。 *ネジは、左回しで緩み、右回しでしまります。 *閉め過ぎるとパッキンが傷み、かえって閉まり辛くなるのでご注意下さい。 |
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三脚を立てる際のその他の注意事項
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ベルボン ワンタッチクイックシューQRA-635L(B) |
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ストーンバッグ |
ライティング[光の硬さをコントロール]
硬い生のライト<晴天の太陽> |
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レフ(白板)で陰をおこす |
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デフューズ(トレペ)で光源を軟らかく <薄曇り> |
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トレペと光源を離して更に軟らかく <くもり空> |
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*作例は、トレペ(トレーシングペーパー)を用いてデフューズしましたが、ご家庭でチャレンジする場合には、レースのカーテンや障子などでもデフューズ効果を得ることが出来ます。