第3回 デジタル写真研究会 資料 制作:有限会社松尾カメラ
テーマ:パソコン上で行う「RAWデータ解凍」をマスターして、デジカメ内部で行われる画像処理を理解しよう。
<RAWデータとは?>
デジタルカメラは、フィルムの代わりにCCDやCMOSセンサーなどの撮像素子が画像を捉えます。
撮像素子が捉えた画像に色調補正やシャープネス処理、ノイズリダクションなどの画像処理を加えた上で、メモリーカードに画像を保存するのが一般的です。TFFファイルやJPEGファイルで保存されるデータが、これに当ります。
RAWデータは、このようにカメラ内部で画像処理を施す前段階、画像素子が捉えたままの信号をメモリーカードに保存するものです。
<RAWデータに反映されているもの>
ISO感度、シャッタースピード、絞り値、露出補正を反映した、12bitのデータが記録されます。
<RAWデータに反映されないもの>
ホワイトバランスなどの色調整、レベル補正などのコントラスト調整、アンシャープマスクなどシャープネス調整、ノイズリダクションなど。