デジタルカメラ講習会

“あなたも名カメラマン 一眼デジカメで写真撮影を楽しもう”資料 

<デジタル一眼レフの主な特徴>

 従来一眼レフカメラは「プロが使うカメラであり、操作が難しい」と言う印象がありました。しかし現在では、オートフォーカス(自動ピント合わせ)や自動露出(明るさ調整)などの技術が飛躍的に進歩したことにより、「誰でも簡単にきれいな写真が簡単に撮れるカメラ」へと進化しました。一般に、値段の高いカメラほど、容易にきれいな写真が撮れます。

大きいセンサーで光をたっぷり取り込めるから色がきれい

フルサイズ一眼

一般的な一眼

フォーサーズ一眼

高画質コンパクト

一般的なコンパクト

 

 

 

 

36×24mm

一般的なフィルムと同じ大きさ、キヤノンやニコンの最上位機種に採用

23.7×15.6mm

一眼デジカメで最も多く採用されているサイズ

17.3×13 mm

オリンパスやパナソニックの一眼レフに採用されているサイズ

6.9×5.2mm

4万円前後のコンパクトデジカメに採用

5.7×4.3mm

3万円前後のコンパクトデジカメに採用

同じ画素数ならば、センサーの面積が大きい方がより光をたっぷり取り込めるため、?色の再現性が良い、?白とびや黒つぶれが少ない、?高感度に強い(ニコンD300は最高感度ISO6400、フルサイズのニコンD3は最高感度ISO25600)、?ノイズが少なくなる、などのメリットがあります。

シャッターを押した瞬間に撮影出来る

今最も人気のあるニコンD300は、シャッタータイムラグ(シャッターを押してから実際にシャッターが開くまでの時間)は、0.049秒。最も早い機種(ニコンD3)は、0.037秒を実現しています。意図した瞬間にシャッターが切れるため、動く被写体でも比較的簡単に撮影することが可能です。また、高速連写(高速連続撮影)も可能です。

レンズ交換が出来る(各メーカーごとに数十種類のレンズが用意されている)

超広角レンズ
マクロレンズ
中望遠レンズ
超望遠レンズ
被写体に思い切り近付いても、手前のものから奥のものまでしっかり映せるレンズ。遠近感が強調されます。 近接撮影に威力を発揮するレンズ。最も人気の高い交換レンズです。

人物撮影やステージ写真に便利。レンズ面積が大きい明るいレンズが好まれる。

大砲の様なレンズ。最近は、手ブレ補正機能が付いて、使いやすくなった。100万円を超えるものも。

<カメラの操作ボタン>*赤で示した部分が解れば撮影出来ます。

<カメラの構え方>

左手でレンズの部分を下から持ちます。右手は軽く添えて、シャッターボタンに人差し指を乗せます。こうすると自然に脇が身体につき、安定します。タテ位置で撮影する際も同様です。

<ファインダーを覗いて構図を決める>

レンズのズームリングを回すと画角が変わります。広角、標準、望遠それぞれの画角によって、表現の仕方は変わります。(「コンパクトデジカメ編」参照)

広角で撮影
中間(標準)で撮影
望遠で撮影

あまりズームに頼りすぎず、カメラ位置を変える(足で稼ぐ)のがコツ。上下方向のカメラ位置調整も重要な要素です。

*「広角」は、単に「広く撮れる」レンズと考えるのでは無く「近くまで迫って撮っても奥までピントが合う」「背景が広範囲に写る」レンズなのです。

*「望遠」は、単に「遠くのものを引き寄せる」レンズと考えるのではなく「背景をぼかして整理するレンズ」「被写体の前後の距離感を圧縮する」レンズと考えるのが正解です。

<シャッターボタンの操作>

勢い良く押し込むと手ブレの原因になります。あまり力まず、少し長め(1秒間位)に押し続ける感覚で優しく操作しましょう。